投稿日:2019年2月19日(火)
今日は暦の上で「雨水」。立春と啓蟄の間にあり雪や氷が解けて水となり、雪が雨に変わって降ってくることから名づけられたそうです。雲も広がっていますので急な雨に気を付けたいですね。権禰宜の佐藤です。
本日は京都国立博物館で4月13日から6月9日まで開催される、時宗二祖上人700年御遠忌記念の特別展「国宝一遍聖絵と時宗の名宝」をご紹介致します。
1325年に一遍上人によって開山された遊行寺は旧東海道藤沢宿の中心とも呼ばれる寺院です。
先日1月1日から2月11日まで遊行寺にて開催していました特別展覧会にも展示された、重要文化財「後醍醐天皇像」など多くの国宝や重要文化財を見ることが出来ます。ゴールデンウイークなどに京都に行かれた際には是非足を運んでみてはいかがでしょうか。
「ゆかりの深い京都で時宗の総合展を初めて開催」
踊り念仏で知られる時宗は、宗祖一遍(1239~89)が鎌倉時代に開いた宗派です。一遍は念仏をとなえることで誰もが往生をとげられると説き、全国を行脚(遊行)して、念仏札を配り(賦算)、布教につとめました。この時宗を教団として整備し、大きく発展させたのが二祖の真教(1237~1319)でした。2019年に真教の700年遠忌をを迎えるのを記念して、時宗の名宝を一堂に会する展覧会を開催致します。本展では、全国各地を遍歴した一遍の生涯を描いた国宝「一遍聖絵」(清浄光寺(遊行寺)蔵)をはじめ、真教の足跡もつづられた「遊行上人縁起絵」、一遍や真教ら歴代祖師の肖像画や肖像彫刻など、時宗の名宝の全貌をご紹介いたします。なかでも、日本を代表する絵巻であり、中世の歴史を語る上でも重要な作品である「一遍聖絵」については、12巻全巻を公開します。
また、展覧会の事前調査によって発見された作品など、新たな研究成果もあわせてご覧いただけます。