投稿日:2025年4月8日(火)
さる令和7年4月1日に白旗神社権禰宜に拝命され奉告祭を行いました。本山です。
その後2日から6日まで、浦安の舞研修会に通っておりまして、こちらでの報告が一週間後になりました。
この日は雨の中、新品の浅葱の袴が汚れてしまわないかと最初は気になりましたが、思うほど寒くもなくて心地よい風に吹き、お祭りを斎行するうちにだんだんと有難い気持ちでいっぱいになってきました。世界のあちこちでおきた山火事も雨が降らなければ鎮火に至ることはできなかったでしょう。あの時住民の方々は何より待ち詫びたであろう雨です。あいにくの雨などと言ってはいられません。
ついに権禰宜になれて、浅葱の袴をはける日が来た!心の中ではもうガッツポーズを決めております。
ここに至るまでの私の経歴に少しお付き合いください。
昭和から平成に御代が変わったころに大学生だった私は、縁あって神職の「正階」を取得しました。その後一般企業に就職して15年ほど事務職を、その後は非常勤で介護士として10年ほど働いていました。ほか販売のアルバイトなどもしていたのですが、いつか神社でご奉仕をしたいという思いはずっと持ち続けていました。
転機となったのは、令和2年の子ども豆まきのボランティアです。出仕のきたおかまおさんと少し前に知り合っており、まおさんの呼びかけに応じてやってきました。そこで神職資格を持っていることが宮司に伝わり七五三の助勤に呼んでいただけたのです。
履歴書を持ってきた令和2年の夏の日、一日でも長くこの白旗神社に居られますように、と私は御本殿で祈りました。絵馬にも書きました。この日も心地よい風が吹きましたことを記憶しています。そこからじわりじわりと、神社での御奉仕時間を長くしてまいりました。はじめは七五三とお正月だけの助勤でしたが、通年の助勤になり、それからコロナ禍すら私には追い風になったように思います。
昨年春から常勤職員となり、晴れて今年4月1日より権禰宜に任命していただくことができました。
そんなわけで、ついにここまで来た感激でいっぱいなのですが、現実的には権禰宜就任というのは神職としてスタートラインに立ったところなのでありまして、これからも日々研鑽に励み、白旗大明神とこの地域のために尽くしてまいります。よろしくお願い申し上げます。