投稿日:2023年9月5日(火)
宮入りを目の当たりにすれば自らの魂まで振り動く感覚に酔いしれます、出仕の宇多です。
さて、去る9月3日(日)に藤沢市羽鳥に鎮座します羽鳥御霊神社、藤沢市折戸(城南)に鎮座します折戸日枝神社にて例祭が斎行されました。
当日の朝は、毎月第一日曜日に行われる有志の皆さんとの境内清掃を終えた後、宮司と宇多が羽鳥御霊神社に向かいました。
午前9時 三觜宮元総代の熱心な進行に沿い、例祭にご奉仕いたしました。
その後すぐに発輿祭が執り行われます。所役の召し立てに応じて氏子の方が、「お゛う!」という勇ましい声と共に前進し、献饌所役(お供物を神様にお供えする係)としてご奉仕いただきました。
発輿祭の後、宮司はそのまま午前10:30斎行の折戸日枝神社例祭へ向かい、宇多は引き続き羽鳥御霊神社 神輿渡御に供奉(同行、順路を祓う)いたしました。
▽宮出し直後の様子です。時節柄雨が降ることが多いとのことですが、幸い晴天に恵まれ、良いスタートとなりました。
▽子供たちによるお囃子の山車も巡行します。耕餘睦にはお囃子のOBも多いそうで、暑さや疲労に負けることなく終始楽しそうに演奏されました。
▽正午、神社に戻り休憩です。境内に多くの担ぎ手が集いました。祭典受付の方によると、今年の担ぎ手は約150名!この人数は近年で最多だそうです。
▽各神酒所ではお菓子やジュースをはじめ、お酒やアイスクリーム、おでんやカレーライスなどが振る舞われました。
▽また、昨年の例祭以降に誕生した赤ちゃんを抱いて神輿の下をくぐる「神輿くぐり」も行われました。
▽鶏卵を販売している渡辺丸八商店さんの神酒所では、味付きゆで卵をいただきました!茹で加減が絶妙で非常に美味しく、良い栄養補給ができました。
▽渡御の最中に真新しい石碑を発見しました。「三觜八郎右衛門邸跡」と書かれたこの石碑は羽鳥村の名主である三觜家の邸宅の跡地に建立されました。邸宅そのものは昨年に惜しまれつつ解体されてしまいましたが、令和5年に三觜家の読書院を原点とする耕餘塾が150周年を迎えたとのことで、その記念碑でもあるそうです。
▽午後6:00 木遣りの唄声が響く中、無事に宮入りとなりました。そのまま神輿の前で還幸祭が滞りなく執り行なわれ、三觜宮元総代よりご挨拶と手締めにより興奮冷めやらぬ中、神幸祭の全行程が終了しました。
夕方以降は空に曇りが見えたものの、幸運にも雨が降ることはなく、日中を支配していた熱気が、いつの間にか涼しげな秋風によって吹き払われました。
渡御を完遂する為にご尽力されました宮元・宮総代を始め輿丁・世話人・各町内の方々、誠にお疲れ様でした。
4年ぶりの盛大な祭を取り戻せたこと、そして何より無事故で怪我人もなく渡御されましたこと、お祝い申し上げます。