投稿日:2019年3月14日(木)
【神道百言⑱】
【神の代の神のみふみを神ながら とけとや神の我れに宣(の)りけむ】~橘守部・歌集 穿履集選~
(神職として、神の道に入つた以上は、神典(しんてん。古事記、日本書紀)に一と通りも、二た通りも通暁し、”神のみことば” が自分の心に自分の生活の中に、入つてゐなければならぬ。そのためにも、神代のことを書いた神のみふみ(神典)を、神のみ心のまにまに、自分で説き、解けるやうにと、神さまは自分に対して、一所懸命に心を入れて勉強せよと仰せられてゐる。このみ心に添ひ得るだけの努力をしようと、心に誓ひ、実行するものだけが、神の期待、みことよさしに添ひ得るものといへよう。)
反省しきりの宮司でございます。
さて、平成23年3月11日に発生致しました東日本大震災以降実施しております『被災神社義捐金』につきまして、昨年から本日まで社頭の義捐金箱には50.820円の募金を、また神社総代の某氏より本年も10万円の義捐金をお預かり致しました。(東日本大震災以降毎年欠かさずにご持参下さっております)
これまで、神社本庁・神奈川県神社庁・赤十字を通して東日本大震災被災地・被災神社へ、宮城県の2神社(東日本大震災被災神社)、熊本県神社庁、熊本県益城町の神社(熊本地震)へ皆様のお気持ちをお届けさせていただきました。
本年は昨年9月6日に発生致しました北海道胆振東部地震で被災された神社へお送りしたいと考えております。(被災状況は北海道神道青年協議会のHPをご覧頂けましたら幸甚に存じます)
被災神社は公的支援を受けられず、自力で復旧・復興するしかありません。神社を支えて下さっているのは氏子(うじこ。近隣にお住いの方々)ですが、多くの場合氏子も被災されておりますことから、神社の復興は先行きが見通せません。
皆様方には、どうか趣旨ご理解いただきまして、ご参拝の折には社務所前に設置してあります義捐金箱にお気持ちをお寄せ下さいますれば幸甚に存じます。
被災された方々の心の安寧と、一日も早い復興をお祈り申し上げます。