投稿日:2015年1月25日(日)
普段はビール派の私ですが、寒い夜は熱燗が恋しくなります、権禰宜の遠藤です。
さて、神社本庁より発行されている「神社参拝のかたち」と云う冊子に、神社参拝に関する基本的な事項が掲載されています。
日頃、疑問に思っていてもなかなか聞く機会がない事柄、知っておいて頂きたい心得など、ご紹介していきたいと思います。
今回は、直会(なおらい)についてご紹介致します。
「一般に「ナオライ」は「直り会い」のつまった語といわれ、「ナオル」は平常に戻ること、即ち祭典中の精神の緊張を解いて、普段の生活にかえることとされています。それと共に、神さまに触れた尊いお供えのお相伴にあずかることで、御加護や御神徳を賜る大切な行事です。なお、御神酒やお洗米をいただいてこれにかえることもあります。
御神酒をいただくときは感謝の気持ちを込めて一度拍手をしてから盃をとっていただくと丁寧でしょう。」
神社の祭典に、直会はつきものです。例祭などの大きな祭典の後に、参列者の方々が相語らう盛大なものから、ご祈祷後にお神酒をいただくだけの簡素なものまで規模や形もさまざまです。
また、ご祈祷の御神札と共にいただくものの中に、御神酒や「御神饌(ごしんせん)」と書かれたお米や干物・お菓子などが含まれることがあります。これらのものも「直会」としていただくことで、神さまのお力を分けていただく意味合いがありますので、神棚に上げたままにせずに、是非召し上がってください。