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【神社新報記事】~聖上お稲刈り~

投稿日:2023年10月12日(木)


一口にお米といっても様々な品種があります。不勉強ながら、どれを食べてもそれぞれの特徴がありつつおいしい!と思えるのは農家の皆さんの努力と先人の知恵の賜物、感謝しかありません…権禰宜の牧野です。

さて、本日は神社界唯一の業界紙である『神社新報』より令和5年10月2日号掲載の記事「聖上 お稲刈り」を御紹介致します。

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【聖上 お稲刈り】

「天皇陛下には九月十三日、皇居内にある生物学 研究所脇の水田でお稲刈 りに臨まれ、昨年お育て になられた稲の種籾から 育った稲穂を、お手づから刈り取られた。

同日午後三時十分、白色の長袖シャツに紺色のズボンのお姿で、長靴を履かれてお出ましになられた天皇陛下には、粳米のニホンマサリと糯米のマンゲツモチをそれぞれ十株づつ、丁寧に刈り取られた。宮内庁によれば今年の作柄は平年並みだったといふ。

水田の面積は二百三十八平方㍍。天皇陛下には、昨年お育てになられた稲穂から採取された種籾と「平成二十号」と名付けられた種籾から育った稲苗を、五月十六日に御親 らお田植ゑになられてゐる。

天皇陛下が御親ら稲作りをなさる例は、昭和二年に昭和天皇がお開きになられた。大御心を継がれた上皇陛下には御代替り後の平成二年に毎年お手づから播種される新例を開かれ、今上陛下にも引き継がせられてゐる。収穫された稲は例年、十月に伊勢の神宮で斎行される神嘗祭に根付きのまま奉られ、十一月の宮 中神嘉殿での新嘗祭にも奉られる。」

日本の神話では、稲穂は皇祖天照大御神より賜り、これを用いて民を養うよう仰せられた神聖なものとされています。

天皇陛下御親ら稲の作付けをされることは、あまり一般に報道されることがありませんが、日本人にとって誠に重要な事と存じますので毎年ご紹介しております。


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