投稿日:2024年5月18日(土)
境内のツツジは日当たりによってか場所によって満開の時期が違いますが、今はちょうど社務所の前のツツジが見頃を迎えていて社務の合間に目を楽しませてくれています…権禰宜の牧野です。
さて、身内で不幸があった場合に一定期間は神棚のお祀りや神社の参拝を避けたほうが良い、というのは多くの方が気にされている事かと思います。しかしその具体的な期間については明確でない方が多いのではないでしょうか。
身内に不幸があった場合に喪に服する期間を服忌(ぶっき)といい、このうち「服」は故人を悼む期間で凡そ1年間、「忌」は故人の祀りに専念する期間となり故人との関係によって変わります。このうち神社への参拝や神棚のお祀りを慎むのは「忌」の期間であり、最も重い実の両親の場合で50日となりそれぞれ血縁や関係が遠くなる毎に短くなります。下記の図もご参考下さい。(夫婦の別や嫡子、非嫡子の別については現代の価値観で判断して頂いても良いかと思います)
出典;神道青年全国協議会ホームページより
※同居の有無、地域の慣習によっても差異があり絶対的なものでないことにはご留意ください。
「忌」の期間にやむを得ない事情で神社を参拝される場合はお祓いを受けることが望ましいでしょう。その際は参拝される予定の神社、もしくはお近くの神社までご相談ください。