投稿日:2016年10月8日(土)
阿蘇山で噴火が発生とのこと。周辺地域の皆様の無事安全と、一日も早く日常を取り戻されますことをご祈念申し上げます…権禰宜の遠藤です。
さて、当社では神社本庁より発行されている『神さまと暮らす』という冊子を、ご祈祷を受けられた方にお配りしています。
この冊子は基本的な参拝作法とともに、家庭に於ける祭祀すなわち神棚のお祀りの仕方などを詳細に且つ分かりやすく解説しています。
日頃、疑問に思っていてもなかなか聞く機会がない事柄、知っておいて頂きたい心得など、ご紹介していきたいと思います。
今回は、人生に於いて度々訪れる節目ごとの儀礼・まつりの中で、初節供・そして本格的な時季を迎える七五三についてご紹介致します。
「【人形に托す、健やかな成長 初節供】
生れてから最初に迎える節供(節句)を「初節供」といい、子供の健やかな成長を祈ります。男の子は、端午の節供といい、五月五日に、鯉幟や武者人形などを飾り、男の子らしくたくましく成長することを祈るとともに、邪気を祓うとされる菖蒲の茎を浴槽に入れた菖蒲湯に入ります。
女の子は桃の節供といい、三月三日に雛人形を飾り、ちらしずし、甘酒、蛤の吸物などをいただいて、お祝いをします。地域によっては、身に付いた穢(けがれ)などを雛人形に移して、川や海に流すといった「流し雛」を行っています。
【大人の準備が始まります 七五三】
三歳の男女児、五歳の男児、七歳の女児は晴着を着て、家族そろって神社にお参りし、これまでの子供の成長を神さまに感謝し、これからのさらなる成長をお祈りします。
七五三は、この年頃の子供の年祝いをする古くからの風習に由来するもので、三歳の「髪置(かみおき)」、五歳の「袴着(はかまぎ)」、七歳の「帯解(おびとき)」の祝いがありました。
「髪置」は男女児ともに行われた儀式で、それまで剃っていた髪をこの日を境に伸ばし整え始めたとされます。男児の五歳は「袴着」といい、袴を着け始めたことに由来します。七歳の女児は「帯解」といい、それまで付け紐で着ていた着物から帯でしめる着物にかえました。七五三を終えると、地域社会の一員として扱われるようになったのです。
※千歳飴…七五三には欠かせない千歳飴には鶴、亀、松竹梅などめでたいものが描かれています。子供の幾久しい健やかな成長を祝い願って、千歳飴と名付けられています。」
白旗神社の七五三詣につきましては、以下の点にご留意いただいております。
① お祓いのお申込みは、基本的にご予約をいただいております
② ご予約・お申込みは、HP・またはFAX・直接来社のみで承っております
③ 10月下旬~11月中旬にかけての土日・祝日、特に10時~13時の間は大変に混みあいますので、ご予約のお時間に始められないこともありますのでご承知置き下さい
④ 繁忙時間帯は、ご家族のみの参列に制限させていただく場合がございます。ご親族の方は、外から様子をご覧下さい
⑤ 予約の無い方のお祓いも行いますが、曜日・時間帯によりお待ちいただくことになりますのでご了承下さい
⑥ 皆さん初めての経験、そして手の掛かる時期のお子様のことですので、キャンセルや時間の変更・時間の前後など、お気になさらずにお申し出下さい
*お祝い事ですので、滞りが無いように準備を整えお待ち致したく存じます。種々ご理解とご協力をお願い致します。