投稿日:2011年9月12日(月)
ここ数日、七五三詣についてのお問い合わせ・ご予約が増えてまいりました。
七五三は基本的に数え年で行いますが、近年は満年齢の方も増えています。色々な事情があるでしょうからどちらでも構いません。
≪七五三詣≫
3歳男・女児のお祝いを髪置き(かみおき)・髪立て(かみたて)・髪上げ(かみあげ)などといいます。その昔、子供は生まれると髪を剃って短かくしましたが、3歳になると髪を伸ばし頭の上に置いたり上げたりし始めたことのお祝いです。鎌倉時代から始まり江戸時代には定着したようです。
5歳男児のお祝いを袴着(はかまぎ)といい、初めて袴を着けるお祝いです。平安時代、身分の高い家では男女とも袴を着けましたので男女のお祝いでしたが、江戸時代に庶民が行うようになってから男児のお祝いになりました。
7歳女児のお祝いを紐解き(ひもとき)・紐落し(ひもおとし)・帯直し・帯解き・帯結びなどといいます。幼いうちは着物に付け紐をしますが、成長すると紐を取り帯をします。室町時代には男女共に行っていましたが、江戸時代末期に7歳女児だけ行うようになりました。
大人に厄年があるように子供の厄年といってもよい七歳・五歳・三歳、子供の健全な成長を祈願するのは自然な親心です。氏神様に詣で、これまで見守って下さった神様に感謝し、今後の守護をご祈願下さい。
尚、神社では服装に関する決まりはありません。最近のお子様は、ドレスやスーツ・普段着など様々です。あまり気構えずにお越し下さい。