投稿日:2022年1月2日(日)
【神道百言25】
『峯つづきおほふ村雲ふく風の 早く払へとただ祈るなり』~明治天皇御製~
( ~略~ 天下太平を祈られる陛下の大御心からすれば、峯つづきに覆つてゐる村雲、村雲だけでなくそこから吹き寄せる風はいつそう好ましくない。それを一時でも早く吹き払つて、快晴を迎へたいと念願する。この祈りこそ神の念願であり、人の念願でなければならない。~略~ )
この御製は昭和17年のもので、大東亜戦争中の御製として「覆う村雲」はその人の想像により変わりますが、陛下の大御心は国安かれ民安かれですので、いずれにしても「祈りの王」の御心に変りはありません。陛下に祈ってもらえ有難く思います。宮司です。
さて、元日は午前7時より兼務で宮司を務める市内7つの神社の歳旦祭の奉仕です。
午前7時は立石鎮座 立石神社。同社では歳旦祭終了後に新年会が開催されるのですが、本年も昨年に続きコロナを考慮して屋外での新年会となりました。
移動中、毎年恒例の善行の坂の上から見える富士山。綺麗に撮れておらず残念です・・・本当に綺麗な初冨士でした。
向かう途中の気温が・・・今季一番の冷え込みでした・・・。
8時からは、毎年一番寒い石川鎮座 諏訪神社です。
昨年から拝殿にストーブを用意して下さって助かります。これが無い時は、畳が凍っていたことも・・・。
古いお札を納める小屋も立派でした。
例年であれば、肉まんや甘酒の振る舞いがあるのですが、本年も無しで朝食を採れず・・・(笑)
9時からは、善行鎮座 善行神社です。玉串や大麻(おおぬさ)は世話人さんの手作りです。
9時45分からは折戸(城南)鎮座 日枝神社です。こちらは芙蓉カントリークラブ18番グリーンの下あたりとのことです。
例年であれば祭典終了後に新年会が行われますが、本年も中止となりました。
10時30分からは羽鳥鎮座 御霊神社です。こちらも終了後の新年会は無しです。
臨時の建物とは思えない立派な納札所です。さすが鳶八さんの地元!
11時30分からは石川鎮座 佐波神社です。こちらでは50人近くの関係者に加え、多くの参拝者がいらっしゃいました。
例年であれば三が日の間は会館でお守りなどの授与が行われますが、本年も元日のみとのことです。
締めは午後12時30分から、上高倉鎮座 諏訪神社です。『「宮司をお迎えする時と、お送りする時にお囃子をやろう!」ということになったんですよ。』とのこと、感激致しました!!
元旦から大変冷え込んだ元日でしたが、時間を追うごとに温かく穏やかな元日となり、今年一年がこのように平穏であればと感じました。
兼務神社の皆様、本年もどうぞ宜しくお願い致します。