投稿日：2014年6月30日（月）
『水無月の 夏越の祓ひ する人は 千歳の命延ぶというなり』（拾遺集より よみ人知らず） 宮司です。
さて、本日6/30は午後3時より【夏越しの大祓式】（なごしのおおはらえしき）が執行されます。
本日は朝から、髙岡・渡邊の2人の頭を中心に最終準備を進めております。
先日、頭との立ち話の中で、『大祓は、「おおはらい」なのか「おおはらえ」なのか？』との疑問に、『お祓いの時に着る白い着物を「格衣」と書いて、関東では「かくい」、関西では「かくえ」、「白衣」を関東では「はくい」、関西では「はくえ」と言うから関東では「おおはらい」ではないか？』と申しましたが、一説によれば、｢はらい｣は自らがすることをいい、｢はらえ｣は人に命じてさせることをいう(本居宣長『古事記伝』)とのことで、『おおはらえ』が正解のようです。
本日の大祓式では、手水（てみず）、大祓詞（おおはらえのことば）、切麻（きりぬさ）・人形（ひとがた）、祓えつ物（木綿・麻）、大麻（おおぬさ）、塩湯（えんとう）、茅の輪（ちのわ）、人形（形代・かたしろ）流しと、全てがお祓いの神事です。
お時間の許されます方は是非ご参列いただき、残りの半年を清々しくお過ごし下さい。
