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宮中「大祓の儀」ご参列 女性皇族にも拡大 記事

投稿日:2014年6月11日(水)


当社でも戦後から湯立神楽などの祭事でお世話になりました、横浜市戸塚区鎮座 五霊神社 宮司 本多正義様(大正3年生 享年101歳)には、6/4ご逝去されました。
昨日葬場祭に参列致し、御霊の平安をご祈念申し上げました。宮司です。
大祓記事
さて、6/30に執行されます大祓式について、産経新聞の1面に掲載されておりましたので転載させていただきます。

産経新聞6月10日付1面
「【6、12月の「大祓の儀」ご参列 女性皇族にも拡大】
宮内庁の山本信一郎次長は9日の定例会見で、6月30日と12月31日に皇居・神嘉殿(しんかでん)前庭で行われる儀式「大祓の儀」(おおはらいのぎ)に宮家を代表して参列される皇族の範囲を、これまで成年男性の「親王」に限っていたのを、成年女性も含む「皇族」に広げたと発表した。山本次長は、桂宮さま薨去との関係は「まったく別件」としつつ、「参列可能な男性皇族が実質的に少なくなっておられる」と理由を語った。宮内庁が皇族方の減少を理由に行事見直しを発表するのは異例。親王は天皇の子と孫に当たる男性皇族。宮家の成年親王は現在、秋篠宮さま、常陸宮さま、三笠宮さまの3方のみとなられている。皇室祭祀をつかさどる掌典職によると、慣例で親王に限ってきたが、過去には体調不良となった高松宮に代わって高松宮妃が参列したり、戦前は親王以外の男性皇族が参列したりした例もあった。また、一般の神社の大祓は男性に限らないという。今後は宮内庁や皇宮警察の職員らの参列者も男性に限定しない。大祓の儀は皇族をはじめ国民のために行われるお祓い。天皇、皇后両陛下、皇太子ご夫妻は参列されない。」

*天皇陛下には別に節折(よおり)というお祓いがあるようです
毎年6月と12月の晦日(みそか)に宮中で行われる行事。天皇皇后両陛下・皇太子殿下の身長を竹の枝で測り、祓(はらえ)を行うもの。

*詳細(所 功著「天皇のまつりごと」より 1部抜粋)
節折とは、天皇のために行われる祓の儀式である。平安以前の史料にみえないが、貞観末年(867)ころ成立の「儀式」に六月末と十二月末の「御贖の儀」として節折に相当することが出ている。
まず天皇が御小直衣に金巾子の御冠を被って出御されると、掌典長が一拝する。ついで侍従が掌典から御贖物の御服を受け取る。その呂の蓋を開けて差し出すと、それに陛下が口気を三度吹き入れられ、それを侍従から掌典に渡される。つぎに侍従が掌典長から御麻を受け取る。それを差し上げると、陛下がその御麻で御体を三度お撫でになり、それを侍従から掌典長に渡される。
さらに侍従が、掌典から御竹九本を受け取る。
そのうち、初めの長い一本で、陛下の御背丈を測り、竹に筆で墨の印をつける。それを掌典から掌典補へと下げ送ると、掌典補が墨印のところでピシッと折る。同様に次の二本で御胸から指先まで、次の二本で左右の御膝から足元まで、順々に測って竹に墨印をつける。するとそれらを下げ渡された掌典補がそれぞれ印の所でパシッと竹を折り、櫃に納める。そのあと侍従が、掌典から御壺を受け取る。それに陛下が口気を三度吹き入れられ、それを侍従から掌典に渡される。
 このような一連の儀式が、二度繰り返して行われる。初度を荒世の儀、再度を和世の儀というが、御身の長さに御竹の節を折るところから節折と総称する。その内容はまったく変わりはないが、初度の御服に白絹の荒妙を用いるので、荒世、再度の御服に紅絹の和妙を用いるので和世という。また前者が荒御魂の御身(荒)後者が和魂の御身(和世)を祓い清めることになる、と解されている。
 いずれにせよ、至純の天皇といえども、無意識のうちに触れると感じられるツミ・ケガレを祓い清めるため、一年の前半半日と後半半日に御服・御麻および御竹・御壺を御贖物に用いて、いとも丁寧な祓いの儀が行われている。
それら御贖物のうち御麻は、続いて行われる大祓の祓所へ掌典補の手で運ばれる。


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