投稿日:2018年9月27日(木)
シリーズ【神道百言】③
『祭祀のことは徳と敬とにあり、心敬を致さずんば、神いづくんぞ亨(う)けん』(日本後紀、桓武天皇詔、延暦18年(799))
(祭は、神に真心を捧げ、これに帰一することである。その真心は、これを分つと、徳を致すこと、敬ひと慎みの心を持つことである。これを忘れては、祈つても神は喜んでお受け下さるまい。「神は非礼を受けず」である。)
これは、大和(奈良県)の広瀬・竜田の祭に際し、大和国司に怠慢があり、桓武天皇が戒められた時の言葉だそうです。徳と敬と慎を肝に銘じた宮司です。
さて毎年曜日に関係なく、9月19日(水)は寒川神社 流鏑馬神事、20日(木)は例祭が斎行され奉仕・参列させていただきました。
今年は16日(日)のやぶさめ教室、17日(月・祝)の馬場準備からお手伝いを致し、19日は大日本弓馬会 武田流射手として騎射の奉仕をさせていただきました。
(翌日総裁選挙のため前日に参拝されていた神奈川県12区 星野つよし代議士と)
(2の組2番手 馬は寒川神社所有の平安号 写真は漫画家 佐野絵里子先生がご提供下さいました)
(競射(5寸土器の的))
(飾られていた、武田流弓馬軍礼故実司家 第34代 金子有隣先生(先々代))
翌日20日は午前10時より斎行されました例祭に、約300名の崇敬者の方々と共に参列させていただきました。
献幣使には神社本庁常務理事・神奈川県神社庁庁長・鶴岡八幡宮宮司様がご参向され、厳粛に執り行われました。祭典では4人の巫女さんが舞う浦安の舞が奉納され、その優雅さに多くの方々が心を打たれたようでした。
終了後の直会では、私が修行していた当時に宮司をお務めであった多田名誉宮司様、皇学館大学常務理事様、函館八幡宮宮司様など久しぶりにご挨拶させていただけた方々を始め、県内宮司様方と例祭をお祝い申し上げ神人共食の儀が和やかに行われました。
相模國一之宮、1.500年以上の歴史を有する寒川神社様の益々のご隆昌を祈念申し上げます。おめでとうございました。