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イタリアの日の丸

投稿日:2011年6月23日(木)


 『日本の息吹』7月号より、読者の投稿記事をご紹介させていただきます。

 この投稿は、大阪府で国旗国歌条例が成立し、国歌斉唱時の起立が教職員に義務付けられたことに日教組が大反対しているということを、愛知県田原市に住む66歳のお母様が、イタリアに住む42歳の娘さんに話をしたら返信されてきた手紙とのことです。

 

 あの震災以来、世界中でどれほど多くの日本人が祖国を思い、心を痛め、何千何万という折鶴を折り、日の丸を掲げ、義捐金を募ったことだろう。私が参加した日本人主催のチャリティーマーケットでは日本に関する物を買ってもらって、売り上げ全額を義捐金にあてた。募金をしてくれた人に折鶴を渡しながら「ありがとうございます。これが私達の希望です」と涙ぐんでいた女性もいた。

 日本人のオペラ歌手とピアニストのチャリティーコンサートのポスターやパンフレットは、白地に赤い丸という、まさに日の丸をかたどったもので、題は”祈り”だった。イタリア人のご主人が司会をして、日本のことを詳しくあたたかい言葉で説明されていた。最後の「故郷(ふるさと)」で私は号泣した。

 チビタベッキア市は石巻市と姉妹都市で、石巻を応援しようと、イタリア人たちが義捐金を集めたり、日本語・日本文化講座を開設したり、中学校で折鶴を折ったりしたことが地方新聞の見開きを全部使って出ていた。中央には日の丸に日本語で”がんばれ日本”と掲げてあった。他にもいろんな所で日の丸をかたどったTシャツを着ているイタリア人を目にする。そして日の丸の上や背中には、”がんばれ日本” ”友” ”祈り” というようなメッセージが書かれていて、それを目にすると感謝の気持ちでいっぱいになる。

 祖国を遠く離れて、あの映像を見て、みんなどうすることもできないけれども、いてもたってもいられない気持ちだったと思う。そんな日本人が行動を起こす時、日の丸は絶対不可欠なものだ! 日の丸があるからこそ外国人が足を止めてくれる。日の丸があるからこそ日本人が協力し合える。私達がどんな気持ちで鶴を折り、外国人に頭を下げたか・・・「日の丸を掲げるな」などという言葉は、こんな私達の行為を踏みにじるものだ。それを言ったのが大阪の日教組だと聞いて、余計に頭に来た。被災者の痛みを自分の痛みとして感じることのできる人ならば、そんな馬鹿なことは言わないはずだ。瓦礫の下から助け出された人達は、日の丸を背負った自衛隊に助けられたのだ。自分の権利ばかり主張する教師に教えられる子供達が気の毒だ。

 原発の事故も他人事ではない。湯水のごとくエネルギーを使って快適な生活を追い求め、個々の権利ばかり主張するいまの日本人の生き方を問われているのだ。いまの私達が心すべきは、日本を美しい日本に戻して次の世代に渡すことである。一人でも多くの日本人の心が清く美しくなれば放射能汚染も浄化されていくと私は信じる。


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