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福島県の神主さん

投稿日:2011年12月7日(水)


原発事故:飯舘の宮司 残ることが村民の支えに

 

全村避難後も飯舘村に残り、単身、神社を守る綿津見神社の多田宏宮司=福島県飯舘村で、小林努撮影

 東京電力福島第1原発事故で計画的避難区域に指定されている福島県飯舘村にある綿津見(わたつみ)神社の多田宏宮司(64)が村にとどまり、毎朝7時に村民の安全や原発事故の一日も早い収束を願って祝詞をあげている。住民が避難したため祭礼などの収入は激減したが、「ここに残ることで村を離れた人も安心する」と、村民の心の支えでありたいと願っている。

 村は6月、役場機能を福島市に移し、商店や公共施設も閉鎖された。妻(66)と母(90)は隣接する伊達市で避難生活を送る。月2回程度は避難先の家族のもとへ行くが、それ以外は村内で過ごす。

 神社は平安時代の806年に創建され、氏子は1200戸。「ずっと地域やここに暮らす人と歩んできた。神社と氏子は信頼関係で成り立っている」。迷った末、神社を守る決意をした。

 だが、人影の消えた村は「季節感がなくなった」。夏には小学校のプールから子供のはしゃぎ声が響き、秋には稲を刈る耕運機の音が聞こえるはずだった。秋祭りなど祭りは全て取りやめ。七五三も例年約30組訪れるが、今年は5組だけだった。収入源をほぼ失い、預金を取り崩して生活している。

 放射能の不安もないわけではない。放射線チェッカーで線量を調べ、高圧洗浄機を買って参道の除染をしている。計画的避難区域に指定されてはいるが、村への出入りは自由のため、避難した人が車を購入しておはらいを頼みに来たり、避難生活の悩みを相談に来ることもある。

 「山に囲まれた生活から、狭い仮設住宅やアパート暮らしでみんなストレスがたまっている」と多田さん。正月は初詣に訪れる人を温かく迎え入れたいと思っている。【長野宏美】

毎日新聞 2011125日 1310分(最終更新 125日 1440分)


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