投稿日:2020年9月29日(火)
【神道百言87】
『あさみどり すみわたりたる大空の 広きをおのが 心ともがな』~明治天皇御製集~
(~略~ 浅緑すみわたりたる境地は、その清浄、正直の心に当り、大空の広きは度量の大きさであり、睦和の精神に相当する。
~略~ この清浄・正直・睦和の三つの徳目を、一つの歌の中にまとめて歌ひ上げ得たものとして、この御製は有難く奉誦(ほうしょう)される。)
浅緑色に澄み渡るこの大空のように、広い心を持ちたいものだ。というような解釈でしょうか。
明治神宮のホームページによると、明治天皇は御一代で93.032首の和歌をお詠みになったそうです。1年365日ですから、1日1首で254年!!となりますから、1日に何十首とお詠みになられたのですね。
ちなみに令和3年お正月に皇居で行われる歌会始の御題は『実』とのことで、どなたでも献詠することが可能です。運が良ければ陪聴の栄に浴することもあるようですので是非。宮司です。
さて快晴の去る9月28日(月)午前8時より、旧東海道沿いにあります㈱田島様の新社屋建設による地鎮祭の奉仕に佐藤権禰宜と共に伺いました。
午前8時と早い時間になりましたのは、すでに10時からの地鎮祭が入っておりましたことと、11時から行なわれる藤沢市氏子総代会の表彰式(後日報告)に出席しなければいけないことから無理を申しました。ありがとうございました。
さて、今年の9月は28日までで25日の雨に見舞われているというのに、当日は快晴の地鎮祭日和となりました。
㈱田島様には所属する団体において日頃からご指導・ご厚情を賜っており、半年ほど前にも地鎮祭のお申し込みを頂いておりましたが、なんと旧東海道沿いのほとんどが遺跡の発掘調査の対象となっているとのことで一旦延期になっており、発掘調査のお話などもお伺いしており、ようやくこの度の地鎮祭をお迎えになりました。
ご関係の皆様には本当に待ち遠しくこの日をお迎えになられたことと存じます。
大きな建物になるようでですが、事故無く無事に竣功されますよう祈念申し上げます。誠におめでとうございました。
追記・・・祭壇等の設営はキックオフ様でしたが、ご担当の方から『東京千駄ヶ谷の鳩森の禰宜さんが白旗神社にいらしたそうですね。実は最近よくお付き合いがありまして・・・』とのことで、早速平野禰宜に連絡をしましたら、社長様に色々お世話になっておりますとのことで、ここでも有難いご縁をいただきました。