投稿日：2021年2月9日（火）
【続 神道百言１】
『天照大神も只、正直のみぞ御心とし給へる。・・・殊更に此国は神国なれば、神道に違ひては一日も日月を戴くまじき謂なり』～神皇正統記～
（～略～ 一節の意は、皇祖と仰がれる伊勢の大神のみ心は正直の二字につきる。正直の徳目自体は、これよりも早く奈良末期の公仁天皇即位の宣命（宝亀元年）のうちにも、「浄き明き心、正しき直き言」と述べられて以来、世に明らかにされてゐる。北畠親房も伊勢の精神は「正直の頂（かうべ）に神宿る」以外にないとした。されば我が国が神国たる以上、日本の道、日本人の心の持ち方は、正直の二字にありとした。「神道とは正直と見付けたり」といふ率直な精神が、ここに見られる。信仰とは正直の二字でもよい。確信を持つてこれを終生の道しるべとするにある。～略～）
お名前が「正統」（まさみち）さんとおっしゃる宮司さんがいらっしゃいます。お父様が命名されたそのお名前の由来が、この神皇正統記（じんのうしょうとうき）とお伺いしました。奉仕神社の御祭神が天照大御神であり、神主さんらしいお名前で羨ましく思います。宮司です。
さて去る6日（土）、神社の鳶頭をお務め下さっております㈱勝栄土建 渡邊様より手水用の竹一式（設置含む）をご奉納いただきました。
当社の手水は100％井戸水のため、水に含まれる微生物などの影響もあり、一定期間設置しておりますと竹が傷んでしまいます。（水道水であれば塩素が入っており、竹の傷みも遅くはなると思いますが、いずれにしても長期間の設置は難しいと思います）
そこで今回はプラスチック製のものに取り換えて下さいました。
お参りの方々を想ってのご奉納、誠に有難く心より御礼申し上げます。いつもありがとうございます！！
お参りの皆様には、その優しさを思いながらお清め下さいますと、一層穏やかにお参りいただけるものと思います。
尚、コロナ禍が収束した折には、以前のように柄杓を使った手水に戻したいと思っており、これはあくまでも仮設と考えておりますことを申し添えます。
