投稿日:2022年11月30日(水)
【続神道百言42】
『天津神国津神たちみそなはせ 思ひたけびてわがなす業を』~川面凡児歌集~
(これは禊ぎ行事の際に唱へた和歌であるが、さう狭く考へなくてもよい。神道に志すものは誰でもこの考へが必要である。
神社には天津神、国津神が祀られてゐるからには、神前に出て祓詞を奏上するときも、真剣な言葉、態度が神に通ずる程ならば、必ず参列者の心を動かし完全な祓ひができるであらう。祓麻(はらいぬさ)を左右左と振るについても真剣にやれば自分も相手も本当に祓へる。祝詞奏上にしても、自分が神の御心を体して、真剣に奏上すれば神人共に感応する。
「思ひたけびてわがなす業」は禊ぎ行事の時だけのことではない。何時、如何なる時においても(神道講話のときでも、応接の際でも)、強い信念のこもつた声で、応接するのでなければ、人を動かすことはできない。いはんや、神を動かすが如きは、到底望むべくもない。
「力のこもつた真剣さ」が奉仕者に必要だといふのである。)
祝詞を奏上して20数年経ちますが、最近ようやくお腹から声が出る感覚と共に、神様に届いているように感じる時があります。が、同時にこれでは足りないとも感じます。もっと精進が必要です。宮司です。
去る11月29日(火)午後2時より、横浜ロイヤルパークホテルにおきまして、神奈川県神社庁設立75周年・神奈川県神社総代会連合会65周年・神道政治連盟神奈川県本部結成50周年の記念大会が、1年の延期を経て執り行われ、大会で表彰の栄に浴されました7名の神社関係者・崇敬者の方々と出席致しました。
(人数制限があったため、被表彰者の方にしかご案内を差し上げませんでしたこと、お許し下さい)
記念式典には、神社本庁統理 鷹司尚武様、神宮大宮司(代理)、神道政治連盟会長(代理)のご臨席があり、記念講演には参議院議員 山谷えり子様がお越し下さいました。
(白旗神社で1卓を囲みました)
尚、当社関係の被表彰者は以下の通りです。
第1条第2号(神奈川県神社庁)
廣瀬政久様(白旗神社責任役員)・三橋伸行様(羽鳥・御霊神社責任役員)
第2条第3号(神奈川県神社総代会連合会)
小室賢次様(白旗神社崇敬者総代)・小峯憲様(白旗神社総代)
第2条第4号(神奈川県神社総代会連合会)
㈱勝栄土建 渡邊勝美様・㈱金沢工業 金澤一基様・(有)すずらん商事 島津宏幸様・(有)山口工務店 山口孝幸様・㈱湘南ライフプランニング 新谷庄司様・㈱ミルスペース 田中正明様
今後も、神社の護持運営につきましてお力添えを賜りたく、宜しくお願い申し上げます。おめでとうございました。
祝宴の乾杯の発声は当社の廣瀬責任役員(神奈川県神社総代会連合会 副会長)が、笑いを取りながら見事な発声をされ、我々も鼻高々でした。
3年振りに県内神社関係者が一堂に会して行われました周年記念大会で、改めて神社を支えて下さる皆さんの『神社愛』を感じ、一層神明奉仕に精進する覚悟を新たに致しました。