投稿日:2023年2月4日(土)
【続神道百言43】
『朝な夕な胸に湧き出る秘事ぞ天津祝詞の太祝詞事』~川面凡児歌集~
(この歌は川面凡児翁が大祓詞にある「天津祝詞(あまつのりと)の太祝詞事(ふとのりとごと)」とは、一体いかなる意味の言葉かと問はれたとき、その一つの答へとして、弟子に示された歌である。
それは「朝な夕な胸に湧き出る秘事」がそれだとされたのである。何でも「胸のうちに湧き出て来る考へ」があるならば、それでよいかといへば、決してそのやうなものでない。神社奉仕であれば、手水を使ひ祓ひを修し、祓詞、祝詞を奏上することが毎日の仕事である。
さうした道に進むについて、どうしたら神の御心にかなふかを、常にこのことを念頭に置き、古典に示された神の御心に顧みて、この道に精進する。
その精進は「真剣」の二字以外にない。その真剣な精進のうちにおのづからに「胸に湧き出てくる思ひ」、「神の御心にどうしたらかなふか」といふ願ひをこめ、思ひのうちにフッと、これだといふ考へが胸に湧き出てくる。それが神に感応した御声であり、秘事だといふのである。
「天津祝詞の太祝詞事」とは、神の真の御声のことである。真剣な祈りには真剣な声が帰ってくる。)
「ああ、なるほど・・・」と納得を致しました宮司です。
さて毎年2月1日は午前9時より善行鎮座 善行神社の初午祭です。
善行神社は、区画整理により八坂神社と稲荷神社が合祀され善行神社となっており、それぞれの神社のお祭りが今でも大切に行われています。
例年、お祭りの後に総会が開催されるのですが、参列の方が少なく、高齢化と平日開催の難しさに頭を抱えておられました。
決算日や総会日時の変更など、今後皆さんで相談されることになりそうです。
いずれに致しましても、善行地域の平穏無事を祈念申し上げます。
そして、普段無人の神社であることを承知の上で、無断で置いて(捨てて?)いかれる正月飾りが・・・。酷いものです。
当社(白旗神社)のどんど焼きは毎年1月14日に固定ですが、善行神社では14日前後の日曜日(今年は15日)に行われているとのこと。