投稿日:2023年9月17日(日)
【続 神道百言52】
『智に働けば角が立つ、情に棹(さお)させば流される』~夏目漱石・草枕~
(何でも中庸が大切だといふ教へである。「智」が過ぎると、とにかく円くをさまらない。どうしても角が立つ。
智的な道理といふものは、なるほどと思はれるが、冷たいものが残るだけで、心から自分をさうしようといふ気持ちが起こらない。それが「智」の欠点である。
それかといって、感情どほりの動き方をしてゐたのでは、筋が通らないので、人生は流されるばかりで、しまらない。
人生はどちらも大切であるからには、智と情に片寄らない人間になりたい。
筋の通る道理は、道理として立てるが、それを冷たく押し通すのでなく、温かい心(情)で包んで通すといふ心掛けがあって欲しい。
夏目漱石の人生観を聞く思ひがする。)
智と情では、情に流されたい。宮司です。
9月の3週目は石川鎮座 諏訪神社のお祭りです。同社のお祭りは27日で翌週に行うのが本義ですが、4週目は市民まつりと重なるため、1週前に行われます。
4年ぶりに全ての行事が行われるということで、早くから残暑の中準備が進められておりました。
午後からお囃子と子供神輿が町内を巡行、夕方からは奉納演芸が行われます。
元旦のお祭りでは1番冷え込む場所なのに、サウナのような拝殿で良い汗を流しました。。。
氏子皆様のご健勝と地域の安泰を祈念申し上げます。おめでとうございました。