投稿日:2023年9月26日(火)
【続 神道百言56】
『言葉に花咲くものは必ず実りなし』~新井白蛾~
(口先きだけの人間になるな。言葉だけで花が咲いても、そこから稔りは生まれてこない。
人間の大切なところは言行一致である。言葉にも実があるものは、行為にも実がこもってゐる。世間で人間を見てゐるのは言葉と実行とが伴ってゐるか、どうかである。
善言美辞を並べるのはよい。しかし、世間ではその人の行為の上に、それが現はれてゐるかどうかが注目されてゐる。~ 略 ~ )
言行一致があってこそ、言霊のお力をいただけるということですね。宮司です。
毎年9月19日は寒川神社の流鏑馬神事のお手伝い、20日は例祭に参列です。
(白旗神社は元々、寒川神社の御分霊を祀った寒川神社でした。現在でも御祭神は寒川比古命と源義経公となっており、寒川神社の摂社です)
小生が大学を卒業して修行させていただいたのが寒川神社です。
25歳の時に、時の宮司様(現 名誉宮司様)より流鏑馬神事射手を命じられ、同時に武田流の門人として先代師範である金子四郎家教(いえたか)先生の門下に入りました。以来、白旗神社宮司を拝命してからもお手伝いに伺い、御礼奉公をさせていただいております。
(尚、現在は武田流の維持組織であります(公社)大日本弓馬会の理事を仰せつかっております。流鏑馬奉仕のご依頼を受け付けております)
19日の流鏑馬では、的中率が低く、世情の不安定さを感じました。
20日の例祭には献幣使として神奈川県神社庁副庁長 横浜市 師岡熊野神社宮司様が参向され、厳粛で盛大に執り行われました。
祭典終了後には4年ぶりに直会が開催され、県内外から参列された神職とお祝いを申し上げました。
また、白旗神社宮司就任に際し応援して下さった当時の寒川神社宮司様(現・名誉宮司様(本年87歳をお迎えになりました)に『よく頑張っているみたいじゃないか』とお声掛け頂き、一気に初心に返りました。
寒川神社様の愈々のご隆昌を祈念申し上げます。おめでとうございました。