投稿日:2020年8月9日(日)
【神道百言74】
『在りきつつ来つつ見れども いさぎよき人の心をわれ忘れめや』~新古今和歌集・石清水八幡宮神詠~
(人生を色々の経験を通して見聞して来たが、潔(いさぎ)よき人の心を自分(八幡の神)は決して忘れることはない。「いさぎよき人の心」とは、「清浄正直な人」のことで、毎日を清浄正直に送つてゐるものの心こそ、神の心をそのまま実行してゐてくれる人として、さうした人を決して自分は見捨てるやうなことをしない。
これが石清水八幡宮の神詠とされたのは、八幡の心とは、かうしたみ心のお方であると信ぜられてゐたことが神詠として永く語り伝へられたものに外ならない。)
神様に嘘をつく人はいないでしょう。ということは、毎日少しの時間でも神様に額づくことが清浄正直への第一歩であると思います。宮司です。
さて、日本には四季があり、暑い時には涼しくなるように、寒い時には暖かくなるようにして過ごすのは、人間生活を送る上で当然の対処です。しかしながら、神社は良い場所にあるお陰で、夏は涼しく冬は暖かく過ごせることから冷暖房設備を設けておりませんでした。
しかし、自然環境の変化からか、あるいは人間の体が環境に合わせ難くなっているのか、もしかしたら自分が歳をとったからなのか、暑さ寒さが堪えるようになり、数年前より冬場はストーブを使うようになりました。夏場は扇風機で乗り越えておりましたが、ここ数年は猛暑日が続く日もあり、お参りの方のため、また奉仕する神職のために祈祷殿にエアコンを設置する運びとなりました。
工事は鳶頭を通じて海老名市に本社を置く(有)美保工業様にお願いし、丁寧にそして何より神社価格で施工いただき助かりました。どうもありがとうございました。
これで夏も快適にご祈祷をお受けいただけるようになりました。皆様方のご参拝をお待ち申し上げております。
美保工業様、ありがとうございました!