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湯立神楽稽古
投稿日:2012年10月16日(火)
昨日は、いよいよ来週末に迫った当社秋祭り・湯立神楽の稽古を行いました。
当地の湯立神楽は、高千穂神楽のような所謂『里神楽・さとかぐら』のような芸能的側面は無く、祓いや祈りを中心とした『御神楽・みかぐら』や『能』に近いものがあり、見ていて面白いという要素はあまりありません。
江戸時代までは『神楽男・かぐらお』と呼ばれる神楽の専門職ともいえる方々が舞われていた舞で、当時の記録によると25座の舞があったようですが、現在では12座しか残ってないことは非常に残念です。
湯立神楽を行うにあたっては、【2座目の初能と、11座目の剣舞はその神社の宮司が舞う】という決まりがあり、当日私はその2座と舞の解説を担当します。
昨今は、県の文化財に申請したいというお申し出をいただくようなこの神楽、拝観される方が少ない今がチャンスかもしれませんので、お時間が許されます方は、是非ご覧いただければと思います。