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鎌倉神楽研修会
投稿日:2015年6月5日(金)
梅雨前線が近畿地方まで接近。恵の雨。宮司です。
さて去る3日(水)、神奈川県神社庁 鎌倉・横須賀・三浦連合支部主催によります『鎌倉神楽研修会』が鶴岡八幡宮直会殿にて開催され講師補(講師 皇大神宮 関根正統宮司)として出向させていただきました。
『鎌倉神楽』は、およそ800年程前に京都の石清水八幡宮から鶴岡八幡宮に伝えられた神楽で、その昔は『職掌家』(しきしょうけ)と呼ばれる近隣の神主8家(小池・鈴木・村岡・小池・坂井・坂井・吉田・佐野)が鶴岡八幡宮にて奉仕をしていたものが、職掌制度が無くなってからは8家が奉仕していた各神社でそれぞれ奉仕されていたようで、現在は吉田系と佐野系といわれる2派がその神事を今に伝えています。(当地は吉田系)
鎌倉・横須賀・三浦の方々は普段お一人で奉仕されることが多く『どうしても我流になってしまう。』とのことから、年に1回講習会が開催されております。
大鋸 諏訪神社に遺されている文政元年(1818年)の書物によりますと、当時25座が舞われた記録がありますが、たった200年後の現在では12座しか遺されておりません。
神事継承者として大きな使命が課せられていることを自覚しながら、今後も精進して参りたいと思います。