投稿日:2018年10月3日(水)
シリーズ【神道百言】⑤
【天地(あめつち)の初は今日を始めとす】(北畠親房・神皇正統記(延元4年(1.339)))
(天地の初めなる天岩戸開きによって神のみ光を見得るか否か。それは、今日只今の自分の心の眼を開くか否かにかかってゐる。)
今風に言えば、真理を究めるためには自分の責任で決心することで、その扉を開くことが出来る、と解釈した宮司です。
さて去る22日(土)は、石川諏訪神社に続いて午前11時より藤沢市高倉に鎮座されます諏訪神社の例祭が行われました。
地元の方々は「上高倉」(かみたかくら)と呼び、境内地の北側は境川を挟んで横浜市泉区に接しています。
同社には「諏訪神社を守る会」が組織されており、月に1回の掃除や神社行事にお力添え下さっており、会員の内の2名の方は神道の家で、「今日も生きていますけど、私の葬式予約しておきますからね」と毎年冗談でおっしゃる挨拶が恒例になっています。
同社では、例祭終了後、午後1時から車載された神輿とお囃子が町内を巡行、午後6時から9時まで奉納演芸が行われます。
当日は曇りでしたが、伺った時には雨対策は万端整っており、車載されたお神輿と山車をお祓いする際には少年・青年も多く参列があり、年に1度のお祭りを心待ちにしていた様子を伺い知ることができました。
いずれに致しましても、上高倉 諏訪神社の皆様の平穏無事をお祈り申し上げます。おめでとうございました。