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【神社新報記事】コラム「神宮だより」

投稿日:2017年5月28日(日)


今日5月28日は、十二直でいうと「開」(ひらく)=悪事消え失せ、憂い事開く吉日、医師を求め、入学、訴訟、相談事吉。二十八宿でいうと「昴」(ぼう)=大吉にて万事用いて良し、殊に神仏参詣大吉。六曜でいうと「先勝」(せんしょう)=午前中は吉、午後より凶。急ぎの願い事よし。(『平成29年 靖國暦』参照)
日の吉凶の見方もいろいろあります…権禰宜の遠藤です。

さて、神社界唯一の業界紙であります『神社新報』平成29年3月27日号のコラム「神宮だより」をご紹介致します。

神宮だより

【神宮だより~参拝者動向の変化~】

三月も後半を迎へて正月から続いた混雑も一段落し、やうやく社頭も落ち着きを見せる時期になった。本年正月以降の伊勢地方は大雪に見舞はれることもなく穏やかな天候に恵まれ、例年同様に多くの参拝者をお迎へすることができて何よりであった。

皆様御高承の通り、式年遷宮より三年を経た昨年は八百七十四万人もの参拝者をお迎へしたが、本年もこれまでのところ昨年とほぼ同数の人々にお越しいただいてをり、遷宮前後の爆発的な参拝者の増加が一過性のブームに終はることなく、継続して多くの方々をお迎へできてゐるのは有難い限りである。

さて、ここで注目したいのは参拝者動向の変化である。二十一年前、遷宮を終へて三度目の正月を迎へた平成八年一月の参拝者数は二百三十万人で、年間参拝者数に対する割合は三四%にも達したが、二十八年一月は百七十万人に止まり、年間参拝者数に対する割合は二〇%を割り込んだ。また単純に一月の参拝者数を比較すると、二十年前に比べて二五%以上の減といふことになる。

しかしながら年間参拝者数は八年の六百七十万人に対して二十八年は前記の通り八百七十四万人を数へ、その増加率は三割を超える。即ちこの二十年で参拝者の動向は完全に変化し、正月への一極集中ではなくなり、毎月多くの方にお越しいただく分散型となったことが見て取れる。

皆様にとっての神宮が、お正月の初詣の際にのみ意識される場所ではなくなり、より身近に感じられ、年間を通じて訪れたいところといふ存在に変はってゐるとしたら、これほど有難い変化はないと思ふ次第である


白旗神社ホームページへようこそ。当社は古くから藤沢の地に鎮座する古社で、相模國一之宮寒川神社で有名な寒川比古命と歴史上のヒーロー・源義経公をお祀りしています。寒川比古命は厄除け・方位除けの神様として知られます。また武芸、芸能、学問に優れ、才気あふれる源義経公は、学業成就、社運隆昌などのご神徳があります。境内には、悠久の歴史を感じる史跡が多く、四季を感じられる緑豊かな自然もあります。
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