投稿日:2011年8月30日(火)
昨日午後5時より、飯田橋鎮座 東京大神宮において第46回神社挙式研究会が開催され出席させていただきました。
時間より少し早めに伺い境内を散策させていただきましたが驚きの連続でした。まず、飯田橋駅より徒歩3分、鳥居をくぐる前にミストシャワーの涼がお出迎え。手水をし本殿を望むと、平日の午後5時前にもかかわらず参拝の若い女性が行列。
綺麗に整備された境内は、都会のど真ん中ということを忘れさせてくれる癒しの空間です。また、常設の授与所(じゅよしょ・お札やお守りを授与する所。買う所とは云いません)の他に、仮設と思われる授与所もありましたが、こちらも洒落たゴミ箱を見てもお分かりの通り手の行き届いた建物でした。
定刻、本殿にて正式参拝(事前に手続きをし、参列者全員が正装してお参りをさせていただく)の後、禰宜様より東京大神宮の歴史と挙式の方法などのご説明をいただきました。(大神宮さんは、日本で最初に結婚式を現在の形で始められました。また、全国の神主さんに指導されたそうです。)
参集所に移動し、大神宮の宮司様のご参加をいただいて参加者全員で意見交換。私は、父が40数年前に奉仕をさせていただいていた御礼と(お~、お父さんとよく似てるよと・・・)、当社の現況を報告致しました。
挙式関連業者さんからは、『結婚式と披露宴などを別に考える方が増えている』(式と披露宴を別の日に行う。式は神社で、披露宴はホテルやレストランでなど)、『インターネットでは探さないと情報が得られない、探した情報しか得られないが、本には偶然の出会いがある』、『神社で挙式をしないが写真撮影だけは是か非か』など、活発な意見交換が行われました。
研究会代表から、『日本人は自身の内面を見つめ直すために節目節目に儀式を行うことが大切』、『目に見えないからこそ向き合うことによって見えてくるものがある』と貴重なお話しをいただきました。
午後8時過ぎに散会、境内は9時まで参拝可能とのとこで落ち着いた照明に照らされた境内が幻想的でした。お帰りになる宮司様と境内でお話しさせていただきましたら、『仮設の授与所をきちんと整備したい』、『時間が経つにつれ震災の義捐金が減っている。現地から、被災地で撮影されたパネルを購入し(購入金が義捐金になるそうです)皆さんにご覧いただくことで、継続的に金銭での支援を続けなければいけない』などのお話しを伺いました。 ある方が『宮司さんはアイデアマンですね』と、『いや、いつも何か考えて動いてないとダメですよ。時代に合わせる柔軟さも必要です』。
色々と刺激を受け、良い研修をさせていただきました。ありがとうございました。
(外に設置してある電子掲示板。お知らせの他、カメラが内蔵されており自分が映ったりします)