投稿日:2025年11月26日(水)
体重が増え、下半身が太くなってお気に入りのボトムスが履けなくなりました。しかも3本。スキニーパンツの流行が終わって本当に良かったと安堵する権禰宜の宇多です。
さて、去る11月19日(木)、神奈川県神社庁を会場として、雅楽研修会(入門編)が開催されました。
本研修は、牧野権禰宜と宇多が所属しております、県内の若手神職の団体、神奈川県神道青年会が主催であります。
今回は入門編ということで、雅楽の未経験者に対しては体験をしてもらい、経験者は未経験者に対して指導をすることで、スキルアップを目的とした、いわば練習会のような形でした。
そのため特定の講師の方はお呼びせず、会員同士で教えあったため、気軽で良い稽古となりました。
「雅楽」は日本の伝統音楽であり、歌や舞、「雅楽器」と言われる特有の楽器による演奏から成立します。「雅楽器」には琵琶のような弦楽器や太鼓などの打楽器もあります。今回は「鳳笙(ほうしょう)」「篳篥(ひちりき)」「竜笛(りゅうてき)」の管楽器三管を、各パートに分かれて練習し、最後に合同で演奏稽古を行いました。課題曲は、「平調 越殿楽」です。
▽開講式の様子。今回は青年会員18人に申し込みをいただきました。

▽宇多が参加しました、龍笛チーム。座間神社 平賀権禰宜と、寒川神社 ⻆河権禰宜のお二方にご指導をいただきました。
構造と音色を説明した後、右膝を縦横に叩きながら「♪ト~ラ~ロ、」と、唱歌をします。この「唱歌」が、どの管でも、あるいはどの曲でも重要です。と言いますのは、まずはリズムが分からない。そして、譜面に記されている音が「セメ(高音域)」なのか、「フクラ(低音域)」なのか分からない。例えば、洋楽器の高い「ド」や低い「ド」の音が、楽譜の中できちんと分けて記されているのに対し、雅楽の譜面では「ド」とだけ記されていて、それが高いのか低いのか分からない、しかも何分の何拍子かも不明、そのような状況になります。
そのため、「唱歌」によって、曲全体の音程と拍子のイメージを、脳内に定着させなければならないのです。

▽こちらは篳篥チーム。普段は龍笛を奏しているという、ある神職の方は、神社の都合により篳篥との二刀流を志すようになりました。

▽こちらは鳳笙チーム。白旗神社で9月に開催された「中秋演奏会」の出演者、カニササレアヤコさんと同じ楽器です。
ちなみに、鳳笙は、息を吸っても吐いても音が出ることも特徴の一つです。

▽最後は合同稽古です。未経験者の神職も、全員が本気で取り組んで下さいました。

私は今年になって初めて雅楽に触れたため、普段は教えを請う、もしくはひたすら越天楽の稽古に集中する立場でありました。そうした中で今回の研修では未経験者に教える機会があり、私の拙い技術と浅い経験を未経験者に対してアウトプットすることで、私自身にとっても良い勉強となり、楽しい研修会となりました。
白旗神社では、宮司と遠藤権禰宜が龍笛の経験が長いです。私は始めたばかりではありますが、神職として雅楽は必須である、とつくづく感じるところです。私の地元を含め田舎の神社では、雅楽の経験があれば、色々な神社の神職と助勤奉仕をし合える関係が構築でき、各々の神社の祭祀がより厳修されることに貢献できます。そうした将来のために、と常に考えながら普段の稽古に励みたいと思います。
















