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祭式研修会にいってきました。その2。

投稿日:2022年9月17日(土)


先週の牧野権禰宜・きたおか出仕に続き、13日㈫には遠藤権禰宜・本山も神奈川県神社庁 相模湘南支部 神職祭式研修会に参加してまいりました。(「祭式研修会にいってきました」参照)

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前から三列目が私。なんとか前の方に入り込みました。

午前中の実技では、立ち方、座り方、歩き方といった基本中の基本からしっかりご指導いただきとてもありがたかったです。私は30年以上前の神職養成講習会で学んで以来なので、この機会を待ちに待っていたのです!

おそらく皆さんが「いい立ち方」と思う姿勢と、神職の「正しい立ち方」は、胸を張り、顎を引き、腰に力を入れて、といったところは同じかと思います。でも神職は神様の前にいる、神様にご奉仕するという点が大きく違うので、その姿勢から重心を少し前に、土踏まずの前のあたりに体重を乗せます。なので楽ではありません。

講師の小野先生が真横を向いて立った時に、思っている以上に前傾していたので驚きました。(講師の小野先生については「祭式研修会にいってきました」に詳しいのでぜひご一読を。)

他のどんな所作もすべてが神様の御前にいるということ、神様に近づいたり、遠のいたり・・・それを意識しないで、どちらの足から何歩ということばかり考えていてはダメなんですよねぇ。

他にもいくつかモヤモヤしていた所作がクリアになり、とてもよかったです。

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午後はお部屋を変えて座学。神饌と幣帛についての講義でした。

神様に捧げるお食事であるご神饌は祭祀に欠かせないもの。どんなに大切か、というお話でした。一般的にニンニクなど匂いの強いものはご神饌にあげないのですが、小野先生はそれも絶対ではないとのこと。実際にんにくを献ずるお祭りもあるそうです。また江戸時代までは熟饌(じゅくせん)といって専用の場所で清らかな火をおこして調理したものを捧げていたそうです。

30年ぶりにお目にかかる小野先生ともお話できまして、また数少ない女性神職の方と知り合えたり、たいへん有意義でした。

最後には受講生を代表して遠藤権禰宜が謝辞を述べ、研修会は終了となりました。ありがとうございました。


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