投稿日:2016年4月10日(日)
最近、実用書ばかりで小説にめっきり触れていない、権禰宜の遠藤です。
さて、以前当社に色紙を奉納いただきました 大原梨恵子 様より自著の小説を献本いただきました。
「装束や髪型の精緻な描写と美麗な挿画で、存分に描き出された江戸の美の極致
大名側室の長男として生まれながら、正室に憚って「咲耶姫」として育てられた「明王丸」。
伝手を辿って京に上るが、そこにもその美しさゆえの数奇な運命が待っていた。」(帯の紹介文より)
帯文に在る通り、大名の奥で姫君として育てられた男性が、美しい容姿と清廉な人柄ゆえに運命に翻弄されていくさまが描かれています。挿絵も著者ご本人の手によるもので、耽美な世界に引き込まれていきます。
五月に出版されるものを、印刷が上がってすぐに送っていただきました。誠にありがとうございます。
ご興味がおありの方は手に取ってみられてはいかがでしょうか。